2ページ目 | 2007欧州バイク旅2

1日目:赤ワイン&フォアグラ

パリ→ボルドー(フランス)・584km・晴れのち曇り・最高28℃

バイク屋は、昨晩行った場所に存在してた。
バイクのバの字も無く、ガレージも無い単なるショップだ。
店員はスーツのイタリア系?であり、これでバイクは整備されてるんだろうか…。

彼らは、たいへん友好的に歓迎してくれた。
そして、私の荷物の量を見るや、BMW R1200RTの方がいいぞ!
両サイドとトップにケースが付いてる。風防は電動で動くし、なによりも新車だ!
料金30%オフと距離の追加料金も無しにしてやるし、これに乗って行け!


ということで、急遽現地にて車種変更の手続きとなった。
実はこのバイク、料金が非常に高かったので断念していたのであるが、
これで御当地を疾走するこそが希望であったのだ。

私の荷物はカンペキに収納され、
こちらも全身皮のいでたちとなり、さあ出発!
店のみんなと堅く握手し、「Bon Voyage!」と送り出された。

まずは凱旋門を通り過ぎてパリを出よう!と街中へ入ったのが失敗。
流れのまま大渋滞の巨大迷路へ。
いきなりラジエターの温度計がMAXとなり、モクモクと煙が上がってきて冷や汗・・・。


その後、なんとかスピードを上げて、大事態はとりあえず回避された。
気温28℃、Tシャツに革ジャン。
それに、なんと楽で快適な車だろう。

100km/hを越えると、手元スイッチで風防を上げる。
それまでの風切り音が消え、体が楽になる。
多少揺さぶられるが、それもバイク任せで、ハンドルから手を離してしまいそうだ。

ひたすら乗り味を楽しみながらの高速ドライブで、
初日600km近くも走り、ワインの本場ボルドー着。
そりゃ~もう、夕食は最高でございやした。