コンサルティング

 弊社では、不動産の調査・報告書作成・インフォメーションシート作成等を目的としてドローンを導入したいとお考えの宅建業者(宅建士)に対し、個々の業態や希望に合った導入支援を行っています。
 これは不動産鑑定士として、宅建業界においてもドローン活用が普及すべきであるとの理念をもって行っているものであり、高飛車なコンサルビジネスの営業ではありません。
 DXが進む社会において、地場の中小業者として、この先ドローンを活用していきたいけど、具体性が見えてこない、そういう方々を支援する業務です。

ドローン活用の可能性

 日本におけるドローンの産業活用は、経産省による「空の産業革命に向けたロードマップ」により、令和4年12月をもって、レベル4(有人地帯における補助者なし目視外飛行)が解禁され、既にお膳立てが整った段階に達しました。
 しかし世の中では、未だドローンがどのように活用しうるのかを模索している最中でもあり、これはすなわちドローンが進歩し、その機材や技能を取得したとしても、具体の活用形がわからないというジレンマにあることを意味しています。
 しかし、私たち不動産に関与する者は違います。私たちにとってドローンは、空から物件を撮影できるので便利なツールであり、その画像には図面を重ねることが可能であって、それを顧客に見せれば纏まる話もあるだろうとも想像が付くものです。
 すなわち、不動産に関与する私たちは、即時的にドローンを実務活用しやすい立場にあって、その事実だけで充分なのです。
 

やるかやらないか、失敗系と成功系

 宅建業界におけるドローン活用は全く進んでいません、と言っても良いでしょう、それは業界全体における導入率の問題であり、認識の現状です。
 ドローン活用が進まない背景としては、協会体質、業者体質、国交省方針などが考えられますが、ドローンは宅建業の本質そのものを変えるものでは無く、必須の業務体制ではありません。
 それは私たち不動産鑑定業界でも同じです。現状としては、個々の業者が「やるかやらないか」であって、でもきっと将来的にはドローン活用が一般的になっていくんだろう、その時にはやる必要が出てくるだろうなと想像されているものです。
 ということで、既にドローン活用を始めている宅建業者はいますし、それで満足されている方もいれば、役に立たなかったとしてあきらめた方もいるのが現状でしょう。
 しかし、先行的にドローンを活用して大きく成果が出て行くのはこれからです。現状でドローン活用に満足されている宅建業者は、当然のようにこの先も成功が広がるものと想像しています。
 なので、弊社の支援業務は、特に失敗系の方、あるいは失敗系になりたくない方を確かな成功に導くことを主眼に、宅建業界におけるドローン活用の普及を考えています。

ライセンス化された今が1つのタイミングです

 ドローン導入の発端は興味です、機材を購入し操縦ライセンスを取得するまでは、興味で達し得ます。
 ただ、これで一旦納得してしまい、その後活用せずまま放置してしまう、というのでは失敗系となります。
 では、何故活用できていないのか?ですが、理由は単純です、ドローン活用に至るまでの情報が不足していて、個人活動だけでは達し得なかっただけです。
 不動産鑑定士の世界では、既に全国の過半域でドローン活用が行われるようになり、マニアックなドローン志向者ではなくとも、新規参入者も成功系に導ける体制に達してきています。
 不動産を調べ、その報告書等を作成するという業務活用の点においては、不動産鑑定業も同じですので、それを宅建業に広げるだけで済む話であり、そういう環境ができてきた今、ライセンス制度が開始された今、それが再びこの先の行動を考え直す1つのタイミングになると考えられます。
 また、令和4年12月からの新制度(立入管理措置)により、補助者を帯同しなくとも、単独で調査可能な範囲が広がりました。これは私たち個人事業者を中心とする業界にとって大きなタイミングなのです。

不動産調査実務者養成コース(二等無人航空機操縦士取得講座)

 失敗系が生じる一番の理由は、操縦ライセンスを取得しただけで、不動産調査の現場に出るには無理があるからです。
 実務に通じる野外環境で、不動産調査の実績やノウハウに長けたインストラクター(不動産鑑定士 新見憲一郎)から学び、通常の受講時間内で、実務に備え、自機の使用にも慣れるのがベストです。
 令和2年より開設していた不動産鑑定士向けライセンス取得講座を、令和5年度より不動産調査実務者養成コースに拡充し、受講対象者を宅建士、工務店、補償コンサル等の方に広げました。現状でそのような講習機関はフリーバード(京都市伏見区)しかありません。
 まずは、下記「お問合わせ」等よりご相談下さい、電話またはWEB面談等で最適なドローン導入を検討しましょう。