3ページ目 | 2007欧州バイク旅2

2日目:ピレネー越え

ボルドー→ザラコザ(スペイン)・509km・曇りのち雨・山間部11℃

天気予報の雷マークと服のインド臭が気になるが、
今日は下道にて、楽しもう。

こちらは今、新緑の季節だ。
酪農地帯には牧草が発酵する匂いがし、気持ちの良い田舎道が続く。
すれ違うライダーも多く、寂しくは無い。

ま~どこへ行ってもマクドナルドはある。
ビックマックのセットを頼んだのだが、店員がどうも頑固で先に進まない。。
まっさか、こんな店でオーダーに困ってしまうとは・・・。


ポーの町から、ピレネー山脈へ。
旧道と見られるルートを選択したが、軽快である。
RT号は少々タイトなワインディングにも対応できている。

事前調査では、この辺で家畜が道を横断…のはずだったが、
未だ放牧の時期には早いのか、残雪と新緑のコントラストが景色を雄大にしていた。
どう?このライン!走りたくって仕方無いって感じだろう。



スペイン国境を越えると、建設ラッシュのスキーリゾートと大雨。
途中、サイドケースが一時開かなくなり、またも冷や汗…。
なんせ新車だし、もしもの場合、巨額のデポジットが…。

古都ザラコザは、巡礼と結婚式、それと観光者でにぎわっていた。
その中をズブ濡れのレインウェアでホテルの空室を求めてさまよう。
当然フロントまではボトボト水を垂らしながら、、いつか怒られそう。

傘をさしての街中は静かだったが、見るべきものは多くあった。
夕食時に知った風でバンをくれと注文したが、
スペイン語ではビノだよと訂正され、やや失敗。。
結局はワインで通じるのである。


AM5時、外でフォーフォーと騒ぐ若者に起こされる。
窓を開けると、フラフラと歩く人の群れ。
おまえらこんな時間まで飲んでたのか…。