2022 BikeTouring USA under COVID-19

さてさて2022年、コロナ禍でのゴールデンウィークは飛び石の10連休。。
家族は学校があったりしてどうにもならず、自分だけ仕事を続けるにも気がめいる、、そんな休日いらんやろ。
そんなことをポソっと言ったのか、何度も言ってたのかは覚えてないけど、、
思いかけず妻が「ワクチン3回打ったんやから、行ったらええやん。」と答えた。

自分でも驚きだった。ここ数年、自信もって取り組んできたことが一瞬で”疲れ”に変化した。
それは癒しを必要とする理由には充分であって、
その2日後「ほんまに行くん?!」と言われても動じない自分になっていた。

しかしや、今回の旅はチョー難しい!
色んなルールがあって、それが日々変わってきてる最中、ネット検索しても充分な情報が出てこない。
すなわち、いつものような行き当たりばっ旅は無理であって、なんとか今のルールを読み解き、その中で旅を攻略するゲームみたいなものと理解した。



まずはワクチンを3回接種した証明書。
国にもよるが、今はこれがあれば、観光目的で海外に行ける。
帰国後に公共交通機関で帰宅もできるし、自宅等待機も不要になっている。
そのことを未だ多くの人は知らない、もしかすると不要かつ不都合な情報なのかもしれない。

ただ、それが3回接種者への見返りである以上、知った者勝ち、権利は行使して意味があると感じた。
市役所への申請後、証明書が送られてきたのは待ちに待った8日後のこと。
外務省へのネット申請の手もあったが、色々と実情も聞きたく市役所の窓口へ行った。
でも、市の職員がそれを知るはずも無かった。。

結局のところ、今のルールで自由に行ける所、
特に帰国便に乗るため日本人向けPCR検査証明書を出してくれる所、
コロナ禍の減便、バイクの調達。。
そんなこんなで行先は勝手知ったるロサンゼルスに限られたが、それで充分だ。
今の状況で未知なる所というのも、楽しめないかもしれないし。


第一の関門は、渡航前日のPCR検査。
なんと京都駅前の雑居ビルに、張り紙しただけの渡航用クリニックが出来てやがる。
予約はできない。行ってみないとわからない。もしもの場合は全てパー。。
そんな不確定な海外渡航ってありか~?

朝10時のオープンに行ってみると、既に行列。。
えっ、そんなにぎょうさん行くの?
一つの裏社会を見てしまった感覚だった。



まあ、旅の前日19時にこれがメールで送られてくる訳で、
この免罪符を得るのに15,000円也、まあ今は仕方のないことだ。

ただ、前日の作業はこれで終わらない。
航空会社にもよるが、日本航空の場合JAL VERIFRYというアプリをスマホに入れ、
接種証明、PCR検査結果、宣誓書を先にアップロードして搭乗手続きに備える。
でも、これはOneWorldAlliance共通のシステムなので英語版、、それは年寄りには酷だろう。。

実際、クリニックに並んでいた老夫婦は、帰国時に必要なMySOSを理解してなかった。。
これじゃ空港で搭乗拒否されてる人もいるだろうな。。

あと、アップロードするためにPDFをJPGに変換したり、
それを念のためプリントアウトしたり、それを前日19時からできる人は限られるだろう。。
自己手配旅の基本原則は自己責任だ。
でも実際、この念のためは現地で役に立った。プリント版も持っておくべきだ。