6ページ目 | 2013欧州バイク旅3

5日目:ライダーの最終目的地

ローマ→(バチカン)→チビタベッキア(イタリア)・83km・ピーカン・24~32℃

ふ~ぅ、今日一日はローマ観光にて安息日。
荷物を預け、9:30のシャトルバスにてホテルから市内へ。
この車内の和やかな雰囲気。久々に社会復帰したようで、一人やや伏目がちになる。


30分程走って、バスは何もない道端に止まり、そこで全員ほり出された。
道中、地図を見ながら、今どこを走ってるのか考えていたが、まったくわからない。。
というか、ホテルで貰った市内地図が、正確に街区や道幅を示していない。
、、普通の観光って、そういうものなのだ。

観光バスに乗れば寝てしまう、着けば起きて観光する。
どう来てどこに着いたのかは問題ではない。
まったくバイクツーリングとは逆だが、どっちがどうとも言えない。
バイクの場合、何も知らず、何も見ず通り過ぎていることが多い。

ただ、全ての道はローマに通ず。
ということならば、ツーリングライダーにとって集大成とも言える最終目的地はここなのだ。
よって、自分は、この街を一通り知る必要がある。
タイムリミットはバスが迎えに来るPM4:30だ。


まずは、最寄りのフォオロマーノから。通りすぎつつ外から見て完了。
次、コロッセオ。ディズニーランド並みの入場制限 。。
ツアーチケット優先だという客引きに30ユーロ払い、密航者のごとく入場し、オバちゃんの話は聞かず即離脱。


ぐるりと歩いて、真実の口。これも柵越しに見て完了。
ん~っ暑い!30度超えのピーカン、エジプト観光並みにキツイ。。
もう昼を過ぎている。。氷水を2本目、ひたすら歩く。。

それらしきバスに便乗させてもらい、バチカン方面へショートカット。
とりあえず寺院の中は見ておこう。中は涼しい!


でもって、リモーネとマンゴーのジェラートでクールダウン。兄ちゃん!上と下が逆だってーの!
地下鉄はさすがに便乗は無理で、チケットを買う。。
高いまずいマクドのフィレオフィッシュをかじり、先へ。


トレビの泉。パンテノン。。もう限界、それにタイムリミット。


もう充分だろう。
とにかく、ローマは間違いなく世界一の観光地。と認定させていただきます。
但し、ヨメ・チビ・ジジ・ババには無理です。石畳を広く巡るのはしんどすぎます。。

なんとかかんとか、バス停着はタイムリミットの10分前。
しかし、待てど暮らせどバスは来ず。。
自分が時間間違いしていたことに気づくのは30分後。。。

結局、ピーカンの道端で次のバスを1時間半待ち、耐え切れずビールを一気。
もう疲れのせいか、それが一瞬のことのようで、、、
なぜか次の記憶は、ローマから83km走った港まで飛んでいる。。


結局、バスに1便乗り遅れようが、一番重要な出航時間には間に合った。
ローマ観光はとても安息などではなく、それも想定内、これからの船旅こそ極め付けの安息なのだ。
地中海クルーズ、その響きがなんともいいじゃないか。

お隣りの老年ライダー夫婦に話かける。
いいバイクですね~が定番文句。
私が日本のバイクで、君はヨーロピアンだな。と笑う。。

後ろの自動車は、屋根から助手席までガラクタでいっぱい。
これをスペインで売るのか?アフリカまで持っていくのか??

暮れゆきつつある港の風景とともに、これまでを思い出しつつ、色々と考えつつ、、
ペロンペロンのプラハを守るため貼っていたサンマリノのステッカーが無いことに気づく。
サンマリノ、きっとどこかで殉職。。


さて、乗船。
バイクを指示どおり停車し、エレベーターにてロビーへ。
予想外に新しい綺麗な船だ。部屋も申し分無く、きっと明日着まで楽しめる。



毎度のごとくシャワーを浴び、いさんで船内を見に回るが、まだ盛り上がってはいない。。
とりあえず、みんなレストランという感じで、自分もカフェテリアの列に並ぶ。

ライスサラダ。。米と海鮮と野菜のミックス酢漬け、、、
味はともかく、この噛む噛む感、久々の米がありがたい。
そして、自分はベットへ沈没。。



 

海外バイク旅のウンチク(その5)

 船旅、それはバイクツーリングに密接に関連している。それは、島を結ぶ小型船であったり、国道フェリーのようなものであったり、一晩かけて行く長距離フェリーだったり。
 とにかくバイク旅には、日程と体力の限界もあって、如何に有効にフェリー航路を使うかが鍵でもある。
 
 以前は、明石でタコフェリーに並んだり、小一時間程度の宇高フェリーなのに急いで風呂に入ったり、要所要所での難関あるいは休息でもあった。
 それに、タンデム(二人乗り)では高速を走れなかったのだから、時としてフェリーに頼らざるを得ない場合も多かった。
 しかし、今日ではそれらが橋で結ばれてしまい、フェリー航路は続々廃止。その結果、大橋が強風で二輪通行止め、なんて時がある時代なので、不便になった側面もある。
 北海道へは自走に限ると言いながら、結局帰りはしんどくなり、走るよりも早く安いという結論に、徹夜して小樽港で待ったが満席で帰れなかったり。。そういや、三先港でも一晩待たされた。。高知港を出る時はライトアップされた龍馬像が見えて最高だった。。など、色々と思い出深いのがバイクツーリングにおける船旅である。
 
 さて、EUツーリングにおけるフェリーについて、まず使いそうなのは、イギリス~フランスのドーバー海峡だろう。ただ、私は未だ使ったことがない。。
 私は、今回EUで3度目の船旅となった。スペイン~イギリスのブリタニーフェリー、イギリス~デンマークのDFDSフェリー、そして、今回のイタリア~スペインのグリマルディライン、いずれも一晩かけて行く長距離国際フェリーだ。
 それらは、ネットで十分な情報が入手でき、チケット手配も簡単だ。乗船方法等も日本のそれと変わることはない。よって、EU旅については、バイクに限らず、車組も、電車組もフェリーはオススメだと言う。
 
 ちなみに、日本は造船大国ながら、フェリーに関してはEUの方が意識が高く、豪華に造られていると思う。今回のフェリーは新日本海フェリー(関西~北海道)と同等の時間距離ながら、11階建で船内設備はとても充実している。
 また、最近の日本船は、ようやく二等船室が下火になり、二等寝台が主流になってきたが、EUでは基本個室。日本の場合、個室を1人で使うと定員分の料金を払わなければならなかったりするが、今までの経験上、1人料金+1室料金なので、日本より割安かもしれない。
 今回の場合、イタリア~スペインの1人料金は20ユーロ、バイクは35ユーロ、と非常に安い。ただし、予約料だか何かが+25ユーロされていたが。。
 あと、今回は贅沢に海の見えるアウトサイドキャビンにしたので160ユーロかかったが、当然、海の見えない部屋は安いし、部屋をとらずリクライニングシート(確か有料)もあるので、貧乏旅も可能だ。
 なお、船内の様子は、次頁以降に紹介するので、一度トライしてみてください。