3ページ目 | 2004欧州バイク旅1

2日目:チロル突入

アウグスブルグ(ドイツ)→インスブルク(オーストリア) しばしば雨・242km


辿り着いたらぁ~、何時も雨降り~、そうなることの~、く~りかえし~、

事務所の女の子が言っていた「何とか城」を目指す。
ディズニーのシンデレラ城だとか言ってたが、
そんなのここまで来る道中にたーんと見てました。
とやや気は進んでいない。

小さな街だが、目的地Fussenの標識は絶えない。
それっぽいのが見えてきて、ライダーも集まっている。
ルート選択は間違っていなかったな。と自信気を取り戻した。


さすがに観光地。人・人・人。平日ですけど。

おまけに日本人の多いこと!
オバチャンにトントンと叩かれ、「あんた、ジャパン?」と聞かれた。

チケットを買ったが、なんと2時間待ちで。
日本人ツアー軍団に組み込まれ、その最後尾に付いてトボトボと見学した。


やや場違いかな?とブルーな気持ち少し。
ま、実のところ、観光ツーリングしてる訳やし。と納得した。

しかし、もう夕方が迫っている。
ぜんぜん距離が進んでいない。
先に行くべし!(俺はライダーだ!と再確認。)

いよいよドイツの平地とはサヨナラ。
山岳地帯へ突入!
そして初めての国境越え!なのだ。


その後、気持ちよく走りすぎてしまった。
エッと気が付けば、国境線なんか無く、どっぷりオーストリアに入っていた。(ガックシ)
かつ、どうも有料らしい高速を勝手に走っていたらしい。(スンマヘン)

山越えに思いのほか時間がかかってしまった。
今宵の止り木を探そう。

インスブルクは東アルプスにあり、街から山が見渡せた。
マーケットは賑わっており、風情もあって非常に良い。
夜の街を2周も散歩してしまった。


こちらで生活しているという邦人夫婦に話掛けられ、
この街で日本人を見たのは初めてだと驚いていた。

でも俺はさっき案内所でチャリダーの日本人と挨拶したし、
昨日のホテルにも実は一人旅の奴が居た。
ほんと好奇心旺盛なのだろう。勉強熱心なのだろう。
我ながらヤポンは偉いもんだと関心する。

しかし、その血はどこまで行ってもヤポンだ。
ここまで来て、とうとうヤキソバとヤキメシに手を出してしまった。
おかげさまで翌朝は快調にトイレから出られた。