4ページ目 | 2004欧州バイク旅1

3日目:イタリア激走

インスブルク(オーストリア)→ピサ(イタリア) 晴れ・566km

ホテルでは残念なことにインターネットが使えた。
事務所より仕事の伝言。公衆電話に走る。トホホ・・。

その代わり、日本語表示でヨーロッパ中の天気予報がわかった。
雨のスイス回避!晴れへの抜け道はイタリア方面しかない。

イタリアはとにかく盗難・スリが多いと聞いている。
道中会ったライダーは、気をつけてりゃ大丈夫だ。
何年も前の話だ。南は危ない。などと色々。
ま、行けばわかるさ。


ブレンナー峠を越える。
高速が併走しているが、下道を行った。
たいしたことない。の感想だが、延々と下っており、
これはイタリア方面から上がってくれば感動!と確信。

リゾート地が現れ始め、渋滞がひどいので高速へ。
高速はアウトストラーダと名前を変え、完全有料である。
こちらに来て驚くのは、思いのほか喫煙マナーが悪い。
サービスエリアの路上には吸殻が山ほど捨てられている。

一気に距離が進むと、どピーカンのイタリアとなった。
そしてまた、周りの人間もガラッと変わった。
どうもイタリア人にはなじみ難いものを感じる。
悪ばかりに見えるし、カップルはベタベタしている。

この日はツーリングとしては×。
色んな街はすっとばし、高速をひたすら走ってピサへ。
ま、イタリアの街はいつか来る機会があるだろう。


さすがに500km以上走れば夕方になっており、
斜塔前のボロホテルで、スーパーマリオ似のオヤジと交渉、即決した。

斜塔へ向かって歩いていくと、あ~ここまで来たんだと初の達成感。
なんとか最終20:00のチケットも買うことができ満足感。

周辺はポリさんが多く、思いのほか安全そうだった。
後日、知合いがここでスリにあった(一応無事)と聞き、ビックリ。
安全だったのは、観光客も少ない夕方だったからかもしれない。

斜塔のテッペンに登り、この夕焼け。
間違いなく、ここは日本じゃない。


暑い暑いイタリアに来て、五輪を見ながら洗濯。
ここまで持ってきて良かった物。
ヘルメットのスモークシールドと、おっさん用のサロンシップ。