7日目:PLUG IN !
ウォーターシティ→トロント(カナダ)・242.8M(388km)・晴・60°F(15℃)
ルート選定に悩んだにも関わらず、昨日の段階でモントリオールはボツとなった。
あとは首都オタワ、そして楽しみにしてたメープル街道がどうなるかであるが、
全てはマシンの調子次第。
朝一で、充分な暖機をして様子を見るが、
エンジンランプは点灯したり、消えたり。
でも、万国共通、黄色ランプは注意。赤ランプじゃないから出発や。
というわけで、昨日のハーレーショップには問題無いとTELを入れた。
湖沼地帯を走り抜ける。
橋を越えれば、そこはカナダ。
入管を難無くパスし、展望タワーに上れば、
そこには美しいパノラマが広がる。
綺麗となれば、こちらにも欲が出てくる。
なんとか走れているし、下道で楽しみたい。
しかし、未だハッキリしないマシン状態であるため、
オタワ・メープル街道へは無理をせず、
オンタリオ湖岸沿いのアップル街道とやらを走り流す。
今日は早めにトロントに着いて、観光バスにでも乗ってやろうか。
しかし、その後、
バイクは最悪の状態に陥る。
スロットルをちょっと戻すだけでエンストしかけ、吹かしても回転が上がるのにタイムラグがある。
エンストすれば、1度や2度じゃ掛からず、
掛かっても、アイドリングなのに、高回転で唸っている。
もう、こうなったら、暴れ馬どころじゃない。
トロントの街へ差し掛かる頃、前方に渋滞を発見。
こりゃマズイ!とフリーウェイのランプに差しかかった時、下りれたのが奇跡的だ。
あの中でエンストしたら死んでる。
とにかく、携帯のiモードでハーレーショップを検索。
これまた、ここから近いのは神のお導きだろうか。。。
でも、そこまではもうクラッチを繋いでもエンジンにパワーは無く、
ブンブン回しながら半クラの冷や汗もので、なんとかかんとかたどり着けた状況だ。
Harley-Davidson of TORONTOは非常に大きなショップだった。
充分なサービスも備えてそうだ。
いや~、なんとか、助かったか。。
すいません。バイクが故障してるのであなたの助けが必要なんです!
ここまでの道中、ずっと頭の中で考え続けていた説明のフレーズを丹念に話す。
相手も真剣に聞いてくれて、ほぼ昨日からの状況は理解してくれたようだ。
すぐに調べるから、ちょっとここで待ってくれ。
大丈夫、心配ない。との心強い言葉がありがたい。
コーラ飲むか?遠慮するな、飲め!という気遣いに感動すらする。
ケンイチロー、わかったぞ、油温計の故障だ。
これから部品を調べるので、すぐに直るよ。
マジ?!良かった~~(ジワ~)
もう終わったぞ!実は油温計のプラグが抜けていたんだ。
Just Unplugged?!
なんじゃそりゃ、それだけかいなっ!!
(もう、脱力。。。)
突っ込んだら、直ったぞい!
これは私たちHarley-Davidsonの責任だ、料金はかからない。
いい旅を続けてくれ!
マネージャーさん、ほんま、おおきになぁ~。
あんた、ええ部下もってるなぁ。
コーラも御馳走様やでぇ~。
まーぁ、モノノ見事に直った。
こんなに普通に動くバイクがありがたく思えるのが変な感じだ。
観光バスの近くにあるホテルにチェックインしたが、10分前に最終が出てしまっていた。
バイクが直ったのだから、それは仕方ない。
この日、二本目のタワーに上り、一応の観光を完了。
でもって、レストランを探しにボチボチ歩いていると、
トロントの大通りには、この旗がずーーっと立ち並んでいたのだ。
ぷ、ぷっ、Plug in かいなぁ~っっ!
この旅のオチは、ココにあったのね。。
ま、まっ、参りましたぁ。。。
しかし、あそこで修理せずに、Plug in 見つけても故障原因とまでは想像つかんかったやろな~。
などと考え、一人笑いしながら、シーフードレストランにてワインを浴び、
さらに、道沿いのバーでカナディアンウィスキーを煽った。
トラブルのある旅のほうが確かに楽しいかもしれない。
なんというか安堵するのも、気持ちの良いものだ。
天気はやや悪いが、夜空を見上げて、ハーっとしたくなる。
と、その瞬間、この店の看板が目に入ったのであった。。
FORGET ABOUT IT!
おい、おい、二段オチかいな。
忘れちまえ!って、オマエそれ出来すぎやろ~。
もう、降参です!!
堪忍してぇ~~。。