1日目:報われる?
シカゴ→エバンズビル・336.8M(539km)・晴れ・強風・68°F(20℃)
11時間のフライト、JALのプレミアムエコノミーは快適であったが、
この旅で一番厳しい行程が、今日の約600km。
エバンズビルという田舎町でBBKingのライブがあり、それを目指すのだ。
フライト直後の激走は、もはや無理以外の何ものでもない。
よって、ライブのチケットは確保したが、宿は予約せず、
とにかく行けるとこまで行くつもりだ。
レンタルステーションであるイーグルライダーは2002年にロサンゼルスで利用している。
よって、いくぶんか安心感はあり、この差は大きい。
今回のお供は、この青いハーレー。
やや古いが、お手並み拝見といった感じだ。
9:20空港着で、タクシーでレンタル屋へ。急いで準備したが出発は12:00となった。
ライブ開演が19:30、道中で東部時間(-1時間)になるので、実質6時間30分がタイムリミットである。
非常にキツイ。
おまけに当てにしていたGPSナビゲーションが在庫無しとのことで、
念のため持参した2002年度版地図のみが頼りという次第。
ま、旅はアナログの方が楽しいけどね。
ハイウェイでは強い横風に煽られ、スピードが出ない。
刻々と間に合わないのは充分わかっているのだが、
それでも何とか行けるとこまで行きたい性分がツライ。
最後は、上道をあきらめて、下道でショートカットの勝負である。
しっかし、四十を越えても、俺はタフやな~。
なんじゃかんじゃで、エバンズビルの街に入ったのが20時過ぎ。
今から会場に駆けつければ、最後の1曲ぐらい聞けるだろう。
街外れのモーテル街にて宿探しの時間も無く、
小マシなホリディインホテルに飛び込みチェックインした。
ガンバレバ、報われる?
なんと、インディアナ州は東部時間のはずなのに、この街は微妙に中部時間とのこと。(現在19:20、充分見れる!)
おまけに、タクシーを呼ぶつもりが、そんなものは無く、ホテルが送迎してくれるとのこと。(モーテルに入ってたら終わりだった。。)
さらには、19:30の開演は前座であり、BBはもっと後に出てくるとのこと。(何とかなるもんやなぁ。。。)
という訳で、なんとかBB出演前に間に合あった不思議さと満足感。
地方町のいわゆる市民会館的な会場で、ビールとポップコーンを食べながらのコンサート。
軽くシャワーを浴びれた爽快感。
長い1日の終わりに、いきなりタイムスリップしてきたような感覚があった。
ま、ライブはというと、前座の後、さんざんバックバンドが演奏を披露し、
大御所が出たのは小1時間程度、それも椅子にすわったまま、
ギターを弾くのはイントロと最後のみ。
あとは延々、3コードのブルースをバックにトークショー。
会場が笑いに包まれる中、何度も眠りに落ちてしまっていたが、
そんな雰囲気に酔いつつ、宿のベットへ。
なかなか良い旅の始まりである。
しかし、報われる?は、これで終わりはしなかったのだ。