3ページ目 | 2010米国バイク旅2

2日目:大御所登場!

エヴァンズビル→ハンシントン・389.3M(623km)・晴・82°F(28℃)

かすかな目覚めで起床、外に出て、タバコを一服。
今日からがツーリングの本番よぅ!
いい旅にするぞ、と気合満々の夜明けだ。


しかし、早朝から周囲が何やら騒がしい。
そういや、昨晩、外でバスのエンジンがうるさく、ガヤガヤしてたなぁ。

あれ?君はBBKingのスタッフかい?
僕、昨日楽しんできたんだよ!
と話しかけた相手が気の良い奴でラッキーが始まった。


そのうち俺のバイクは、連中の格好の遊び道具となり、
ポケットからピックやら何やら、グッズを出してきては俺にくれる。

というわけで、その後1時間待ちで、大御所登場!
気の良い奴が紹介してくれ、バッチリ記念撮影。
おまけに、BBは日本の友人を部屋に招待するといって、ツアーバスの中へ。

バスの最奥には、彼の個室があり、
豪華ソファーにマルチメディア、そこはまるで宇宙船エンタープライズ号だ。
ここで過去の栄光を音と映像で語ってくれているのだが、
長居に耐えれぬ遠慮がちな日本人は、丁重に御礼を言って出発することとした。


いや~、ノッケからこれですかぃ。
やっぱ、旅に出てみんと、何も起こらんよな~。
などとウキウキで走れば、距離も伸び、新緑の道はとても気持ちよかった。


ケンタッキーダービーのお祭り気分に沸くルイビルを抜け、
今回の目的地の1つ、バーボントレールを進む。

大学時代から、今も、ずっとお世話になっている酒だ。
JIMBEAM,FOURROSES,
トウモロコシ畑の中の酒蔵をイメージしていたが、高原にある綺麗な醸造所だ。


ここまで来れば、地図も何もあったもんじゃない。
道を間違えれば、間違った先から居場所もわからず、コンパス便りの田舎道。
もう行き止まりもご愛嬌だ。


WILDTURKY,MAKER’SMARK,
もう、そんなんどーでもええか。どうせライダーは試飲できへんし。
というわけで、先へ。

この日は大御所のおかげで、心に余裕はあったが、
出発が予定より遅れたため、日没サスペンデッド。
ハイウェイ脇の寂しいモーテルへ投宿となった。