3日目:申し訳無し。。。
ハンシントン→ワシントン・389.2M(623km)・晴・86°F(30℃)
田舎のモーテルは身を休める場所でしかない。
楽しみも無く、夜明けとともに出発。
しかし、あまりに早出は要注意。
大きな虫が当たったなと思っていたら、
ガソリンスタンドにて、バイクにしがみ付いた無残なカラフルインコちゃんを発見。
申し訳無し。。。
今回の旅では、ほんと何百匹もの交通事故の動物を見た。
アメリカのフリーウェイじゃどうしようもないんだろうけど、
なんとかならんもんだろうか。
小さな街を最後に、アパラチア山脈へと入る。
周囲はいっそう黄緑がかり、日本では東北の遅い春にしか見れない色だ。
ほんと、いい自然が残されているなぁ。
オッチャン、その竿ちょっと貸してよ!
本当は、このへんのロッジに泊まりたかったのに。。。
残念!
ともあれ、早出のせいもあって、15時にはワシントンに着いてしまった。
着けるとは思っていなかったので、宿はとっていない。
大都会での飛び込みで、正規料金となれば結構高かろうが、
一昨日ラッキーだったホリディインに賭けた結果、リーズナブルで助かった。
地下鉄にて、ホワイトハウスへ。
オバマ君と記念撮影。
「先生!日本の景気なんとかしてください!」
これでワシントン観光は完了。
600km走行後の観光と暑さで、もうヘロヘロ。
この旅から、ポリシーを大きく変更し、
旅先にて日本食を食うべし、日本人と交流すべしとした。
すれば、やはり発見はあるもんだ。
ここの寿司、日本のそんじょそこらよりうまい!
ネタ、にぎり具合いともに良し。
もしかして良い寿司職人も大リーグを目指してるのか?
アメリカ人が来日してマズイ店に入ったら恥やなぁ。
やっぱ、日本にもオバマ君みたいなのが出てこんとあかんのかのぅ。
宿に戻り、天気予報チャンネルを見てビックリ。
一昨日のエバンズビル以南では、トルネードと大洪水の被害。
なんとか、これを回避して走ってきたことになるが、
大御所は南へ行くと言っていたので、きっと次のライブはダメだったろう。
こちらに来る前には20℃の予報が、30℃の暑さになっている。
道中は、ずっと強風に悩まされながら走っている。
前線に向かって、猛烈な熱気が吹き込んでいるのだ。
そして、その前線が、東に居る俺を追いかけてくる。
明後日にはストームの予報。
この時、空模様が旅の鍵となっていく嫌な予感がしていた。