4日目:極上の晴天
ミラノ→ツェルマット・実走200km・25℃・晴れ
日本にいる時も、こちらに来てからも、ずっと雨予報だったのに、ウシロに高気圧を乗っけてるからか、不思議と天気に恵まれている。
雨予報を考慮して約束のスイスを1泊のみにしたのだが、とにかく今日のマッターホルンさえ晴れてくれたなら、あとは降られても納得だ。
さて、これまでのEUツーリングでは船旅を3度経験したが、今日は人生初の列車移送である。
この時期、スイスの峠は雪が残っていて6月までは通行止め。
一昨日のマイエンフェルトと今日のツェルマットを結ぶルートには、19年前に苦労したフルカ峠があって、仮に通れたとしても、タンデムであのタイトな九十九折りはキツイだろう。
ということで、ミラノ経由となったが、なんとミラノからは2~3時間で標高4000m級の山々が連なるスイスのリゾート地に行ける、そりゃすごい。
肝心の列車移送だが、さんざんネット検索したものの、いい情報が上がってこない。特にバイク移送については。
バイクを乗せれるのは間違いないが、現地ライダーはそもそも列車移送などしないのか?あるいは情報発信系ライダーでバイクを列車に乗せた経験者が少ないのか?
ナビ上に特に駅らしき表示は無く、クネクネした道のところが乗り込みルートみたいだ。
それに近くなると、それらしき表示があって、その一番下にはXXXXと表示された看板が。。
まさか満車か?と思いつつ進むと、チケット売り場も無く、単に車列が列車を待っていた。
いやいや、なかなか緊張の瞬間でしたわ。
係員の案内で、一度は乗せたものの、最後尾の車両内に入れろとの指示で、、いやいやバックで入るの?!サイドケースの幅はギリやし。。
てなことで、サイドケースを外し、ママに前からバイクを押してもらって、なんとか積み込み完了。
もう汗だくで、喉カラカラ。
ん~、これはソロツーリングでは厳しかったかもしれん。。
で、列車は前ぶれもなく静かに動きだし、思いのほか横揺れがあってバイクこけんかな~と心配のトンネル内。外は真っ暗で、上は4000m級の山なんだろう。
終着駅、といっても1駅区間のみのトンネル路線だが無事到着。
バイクをコントロールカーから出し、サイドバックをセットして自走下車、すると料金所があって、無事にスイスの地を踏むことができた。
道に出ると右はフルカ峠?!ここでようやく記憶の地図が繋がった。
なんと今回乗った列車は19年前に乗るのを断念した列車だった。
もしも、あの時乗ってたら目的地とは違うイタリアに行ってしまい、旅は完了できなかった。。ということになる。
まさかあの時、そんなセーフな瞬間があったとは、、あの時代の地図帳にも、今のナビでさえカートレインなど明記されていない。あの時大雨で苦労したフルカ峠越えも報われたな。
既にここまで、イタリアへの山越えでスイスの景色に感動しきりだったが、更にこちらは趣きを増し、スイス名物の赤列車と並走しながら、インカム越しに世界の車窓からのBGMを口ずさみ、適当なナレーションを加えながら山道を走り流す。
順調に昼過ぎにはタッシュ駅に到着、こんなに整備された所だったかな…?
ここでバイクは駐車場へ預け、赤い列車に乗って思い出深いツエルマットへ。
まだまだ余裕の14時、宿に荷物を預け、念のためカッパ持参でコルナーグラート鉄道へ。
いや実のところ、初EUツーリングの時、一人で山に上がってどうするの?って感じで乗らなかったこの観光電車。
でも、帰ってきたら帰ってきたで、な~んで二度と行かんかもしれんとこまで行って乗ってないのか?!とずっと気がかりなまま今日まで。。
そのためだけにまた一人で行くのは嫌やけど、ママを連れていく建前なら絶対アリ!というのが今回の旅の本質だ。(笑)
なので、俺の目的地”約束のスイス”は最初からココに決まってて、あとは全~部オマケなのです。
ここについては、あえて俺が解説するまでもないでしょう、知るひとぞ知りまくってる世界的観光地、さすがです!
ただ、ハイキングの道ぐらい整備されてると思って、それなりの装備を持ってきたのに、それどころじゃない残雪で断念。。
というか、イタリアから一気に標高3100mに来ると、もう息が持たずにハイキングなんかそもそも無理~。
結局、この極上の晴天パノラマをアテにスイス産発砲葡萄酒で乾杯してご満悦!(笑)
で、山を下りて、街で再び宴。
お約束のチーズフォンデュとラクレットをアテに、ちょっと甘めのスイスワインは悪くない、いやスイスワインうまい!
これは今後、要勉強ですな。
・テッシュに着くと、駅併設の大きな駐車場があります。入口にバイクの進入案内は無いですが入って大丈夫。そこからツェルマットには比較的頻繁にシャトル列車が出ているので予約は不要。
・コルナーグラート鉄道も頻繁に出ているので予約不要、少々お高いがそこは仕方なし。
・宿は駅に近いホテルバタフライ泊、まあ世界的観光地なので少々お高い。ホテルにTELして電動カーのお迎えを呼べる語力が無い方は、駅近のホテルがオススメ。