差押不動産評価業務
不動産鑑定士は、国税・地方税等の滞納により差押えられた不動産の評価を行います。
なお、差押不動産の売却は、債権者である国や自治体が、自らの債権を回収する目的にて、税滞納者の財産を強制的に換価回収するという特殊な事案です。
よって、その評価を担当する不動産鑑定士は、債務者の財産権にも留意し、中立かつ公正な売却実施を前提に評価を行いますので、差押不動産の評価は特殊かつ非常に難しいジャンルとなります。
よって、当該業務を行いうる不動産鑑定士は、同様に債権の換価回収を目的とする競売評価に関し充分な経験等を持つものに限られる次第です。